心地よい距離感?

七夕の日、保育園の入り口にどーんと設置された笹の葉に

夫婦円満】と大きく書かれた短冊がセンターを飾っていた。

 

前日、子どもの願い事と親の願い事一つずつ書いて下さいと短冊を2枚渡されたんだった。

 

うちは「笑顔で元気に過ごせますように」という箸にも棒にもひっかからないようなものを書いたのだが、夫婦円満の短冊をみた瞬間に、それに勝るものはないような気がした。

どストレートな四文字、マジ共感しかない。

 

 

とはいえ、散々ブログにぶちまけてきたわが家の夫婦喧嘩というか、産後クライシスというか、とにかくピリピリ小競り合っていた日々は一年半にしてようやく収束の気配をみせている。 


 

わたし達自身に変化があったというよりは、

広い家に環境を変えたことが大きい。

 

いや、大きいなんてもんじゃないか、、要因はそれに尽きるかもしれない。

 

夫の仕事部屋ができたおかげで、家にいてもお互い干渉せずに自分の時間を過ごすことができるようになった。彼のオンラインミーティングの時間を気にする必要もなくなったし、毎週の進捗報告を聞かされることもなくなった。

育児についても同空間にいると、双方そこからはオマエダロ....という守備範囲の攻防が(無音で)暴発していたがそれもほぼ改善された。

 

もちろん喧嘩がゼロにはならないが、「狭空間」起因による互いのストレスはやっぱり限界だったのだと改めて思う。

 

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先日、なんとなく思い立って友人Yにラインした。

Yは社会人になってはじめて就職した会社で同期だった女の子で、ダントツ仕事ができて、あらゆることにセンスがよくて、SNSを一切やってなくて、大体いつもお互い突然連絡をとるので2年とか余裕で空いてしまう系の友達だ。

最後に会ったのはたしか3年前、ロンハーマンで偶然あった翌日に家に遊びおいでよー!と誘われ、新築タワマンの夜景を望みながらワイン片手に手料理をもてなしてもらった記憶だった。

 

「ねーねー、ランチでもどう?」

と送ったらすぐに既読がついて、

 

「元気?じつは今、沖縄と東京の往復生活してて月末まで那覇なんだ〜!」

と返ってきた。

 

\ピコン/

「旦那さんも私もテレワークになって、東京の家で二人で仕事してるとめちゃくちゃイライラして喧嘩しまくってて。ときどき沖縄にダイビングしにきてたんだけど、海外出張もないしだったら住んでしまえ。となり、沖縄に家を買いました。笑」

 

東京に家あって、さらに那覇にも買ったのか。

すげい。っていうのがまず感想として浮かんだのだけど、それ以外の点にはわかるよ!!!!!!の共感しかなかった。

 

距離大事。

 

 

 

結局Yとはどうせ会うし、ということで詳しく聞かなかったのだけど、約束してた日にわたしの母が上京することになりリスケになってしまった。

 

Yからは「また改めて!」とラインがきて、そこからもう一回日程を詰める感じでもなくなっちゃったので会えるのはまた数年後かもしれないし、案外数日後かもしれない。

 

こういうのを気分屋というのかわからないけど、私にもかなり近い部分があるので、あ、めんどくさくなっちゃったんだな!とかそういう彼女のバイブスみたいのがとてもよくわかるしぜんぜん不快にならない。

 

夫へYと久しぶりに会うんだーと伝えると、「じゃあ〇〇(息子)連れてく?」と言われて「え、連れてかないよ」と言うと少し不思議そうな顔をしていた。夫はみんな息子に一目会いたいだろうという前提が結構あるのだけど、わたしからするとその前提の方が不思議に感じる。

とにかく、Yとはゆっくりがっつり喋りたい。

 

 

バイブスが再び噛み合う日はいつになるやら。

 

....そもそもこういう友人付き合いこそ、夫からしたら不思議なのだと思う。笑 

わたし的にはまったく問題ない。

 

 

f:id:suratanmen:20210709165148j:plainいつかの太陽の塔