何も起こらない日々

同僚と軽く一杯行くこともせず、

新たなチャレンジとか提案とかせずに

仕事も無理のない範囲でこなし、

一年で一番好きな秋服の買い物に心躍らせることもなく、

ご安全に過ごしていたら

わたしの日常、ほんとうに何も起きない。

 

お腹は大きくなってきたが、

普通に動けるし、食べれるし、

料理も家事もできるし、

逆にいったら別段出来ないことはないのだけど、

無意識にいろいろな部分をセーブ気味に生きているっぽい。

たぶん感情も。

 

で、そうやって日常の些細な行動をセーブしていったら、

人生けっこう何も起きないのだなぁと実感している。

それが嫌だ、ということでもなくて。

 

きっと妊婦期間は、脳が無理しないように

指令を出しているんだと思う。

 

......っていう話しを昨夜、布団にはいって旦那にしたら

「ふぅ〜〜〜ん」と言っていた。笑

ザ・家族にしかできないどーでもいい話し。

 

 

そこからスマホの明かりを煌々とつけ「妊婦 趣味」と検索しだした旦那(←やさしいw)が

いろんな趣味を提案してくれたのだけど、

手芸も、英会話も、ヨガも、

友達とたくさん遊ぶ、も、

全部めんどくさいと思ってしまった。

 

唯一、心惹かれたのが「ペットを飼う」。

でも今の賃貸じゃむり。

 

山崎ナオコーラエッセイに書いていたが、 

腹が大きくなるのは、想像していたほどのすごい経験ではなかったし、創作意欲は刺激されず、「妊婦について書きたい」と思うこともなかった。

これすごくわかる。

妊婦=イージーということではなくて、今のところとくに想像を超える何かが起きている感じはない。出産はまた違う次元なのだろうけど。

 

それから同じく、創作意欲が刺激されないのはなかなか堪える。

職種は違えど、デザインを生業にしているわたしは、

やっぱりその類のアウトプットを常に求められていて、

クリエイティブ・スイッチ的ななにかが作動しない感じがずっとある。

これもきっとそういうものなのだろう。

  

お腹の中で、猛烈な勢いの細胞分裂が日々行われていることを考えれば

然もありなんという気もするし、

 

いまは、ご安全に、やり過ごす。

 

f:id:suratanmen:20190925113953j:plain最近は旦那の帰りが遅いのでテキトーご飯ばかり。新米でおかゆを炊いたらおいしかった。