めったに喧嘩しないのに。

結婚して以来、一番大きな喧嘩をした。瞬発的にぶつかったというよりは、じわじわ育っていた火種からの衝突で、寝ても覚めても感情的になっていたわたしは、夫婦の間でぜったいに言ってはいけない二文字を口にしてしまった。

夫は黙った。

 

もしも夫がわたしと同じくらい冷静さを欠いていたら、わたしと同じくらい自分のことしか見えていなかったら、わたしと同じくらい幼稚な思考回路だったら。

 

「そういう究極の二択を差し出して、どっち、って相手に迫るのは、結局自分が楽になりたいからであって、相手のために言ってる言葉じゃないでしょ」by 姉

正しすぎてぐうの音も出なかった。

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夫は、深い優しさで許してくれた。

話さなかったのは、決してわたしを信頼していないからではなかったこと。彼の人生にとってゆるがない一番大切なこと。わたしのこと。お腹の子どものこと。40代のこと。お金のこと。これまで何を考えていたのか一つ一つ喋ってくれた。そして彼は彼で、わたしを不安にさせてしまったことを情けないと悔いていた。

 

雨降って地固まる、、?

と言うには、もう少し時間が必要な感じがしているけど、我が家にとって大きな出来事だったことは間違いない。普段めったに喧嘩しない分、これだけ一緒にいてもすれ違ってしまうことがあるんだなーという驚きもあった。彼のことはすっかり理解している気になっていたけど、そんなことなかった。夫婦といえど元は他人。むしろ全てわかった気になっていたからこそ起きてしまったのかもしれない。

今回のことはいつか、もう少し整った感情で書き残しておきたい。

それにしても、、、仕事も手に付かず、わたし以外の街を歩いている全カップルがとてつもなく幸せに見えたあの感覚、久々に体験したなぁ。

元彼と別れた時以来かな(笑)

 

7月27日(土)盆踊り@恵比寿

朝からダラダラと過ごし、夕方から恵比寿の盆踊りに出かけた。

友人が手伝っている屋台に顔を出してじゃがバター食べたり、焼とうもろこし食べたり、きゅうり食べたり、ノンアルビール飲んだり、他の友人と合流したりして、盆踊りの心地よいお囃子を聞きながら櫓(やぐら)の周りを存分に楽しんだ。

帰りには、友人の一人と夫と3人で適当にみつけたトラットリアにイン。建築家であり二児の父である友人の近況を聞きながらわーわー喋って、まだもう一軒行くという二人を残して、わたしは先に帰った。

夜の街をひとりで歩いていることが随分久しぶりに感じた。

コンビニがまぶしくて、風がぬるかった。

適当に入ったレストランが美味しかったこと、子供よりも圧倒的に大人が楽しそうに踊っていたこと、みんないい感じに酔っ払っていたこと。もう一軒行くといいながら、二人で駅の改札まで見送ってくれたこと。

なんでもないようなことが幸せな夜だった。

 

いまの、今だけの一日一日を大切に過ごしたい。

 

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