初めての採卵は、ゼロに終わった。
見えていた4つの卵胞に、卵子は一つもいなかった。
麻酔から醒めて痛みを抱えながら聞いたその報告は、あまりにもショックで、言われたことを反芻しながらソファに座ってお会計を待っていると、家で心配している旦那の顔が浮かんだ。
朝もクリニックまで一緒に付き添ってくれたのに。
笑顔で送り出してくれたのに。
こんなに注射打ったのに。
こんなに痛みに耐えたのに。
....不意に涙がじわっと出てきてしまい、焦って上を向いた。
帰り道「全部、たまご空っぽだった」と旦那にラインすると「そうか、、お疲れさま」と返ってきた。彼もショックだったに違いない。
わたしには子供は無理なんじゃないか、
次やってもまた全部空胞なんじゃないか、
その場合もう諦めるか、
そんなことを考えながらようやく家に着き、旦那の顔をみたら、涙腺が決壊してしまった。「もう...子供無理かもしれない...グスッ」と泣き止まない私の頭を抱え「大丈夫。....大丈夫だから」と言いながら彼も泣いていたと思う。
子供がいない人生、その覚悟は少しづつしていかなければいけない。
ふーーー。
年内は、甲状腺の数値に問題があったため、そっちの専門医にかかることになった。気晴らしの甲状腺通い。
なんじゃそら。笑
泣いてても、笑ってても結果は同じなんだから、笑って過ごすしかない。
でも、今日はちょっと落ち込みます。
この前出張でいった岡山の夕焼け。かーーみーーさーーまーーー!!!