1ヶ月半ぶりにクリニックへ。
夕方で仕事を切り上げ、ダッシュで電車へ飛び乗る。クリニックへ着き、診察とお会計を終え、向かいの薬局で処方箋を受け取って時計をみると7時。ふーー。
あー、そうそうこの感じ。と懐かしささえ覚えた。1ヶ月半行ってない間に、わたしの頭の中はすっかりお花畑になっていたようだ。
ぼんやりと、今日言われたことを反芻しながら、てくてく帰る。これがいつものルーティンだった。イヤホンで音楽を聴く気にもならず、旦那にメールする気にもならず、ゆっくり一駅歩く。
久しぶりにそんな帰り道を歩いていたら、夢から現実に引き戻されたような感覚になった。
チーム凸凹
「もし次、体外するとなると、いくら位かかりますか?」
「うーん、そうですね。ざっと50万です」
ざっと50万。
ざっと50万。
ざっと50万。
何気なくリスタートするか、くらいの気持ちで行ったが、今日の診察で「人工授精をもう一回するか、ステップアップして体外に進むか」という決断を迫られることになった。不妊待った無しである。
人工授精をするとすれば今週金曜日。
それか、今周期を諦めて一日でも早く体外に向かう治療を始めるか。
この二択。
そういえば旦那の出張がちょど今週後半だったよなー、金曜の人工授精は無理かも?と思いつつ、50万もこだましつつ、その場で答えが出せないでウーンウーン唸っていると「ご主人と相談してみてください」と終わりの言葉をもらってクリニックを後にした。
一番いいパターンは、今周期の人工授精で妊娠することだ。三度目の正直で、今回こそは?!と思わないでもないが、なぜか全然出来る気がしない。なんでだろう。こんな後ろ向きな人工授精って何だよ、と自分でも思って旦那にそのまま話した。
「なんで!?それはだめだよ!俺らが出来るって信じないと」
「そっか。そうだよね」
「そうだよ!嘘でも笑ってたら、ちょっと元気になったりするじゃん。身体ってそういうとこあるじゃん。俺、気持ちは大事だと思うよ」
「うーん、そうだね。....やってみるか、3回目」
「うん、やってみようよ。出来るかもしんないじゃん」
夫婦って、ほんと凸凹だ。うまくできてる。悪くないチームだなと思った。
金曜日の出張も調整してくれるらしい。休んだ分がんばってみるかーー(ちょっと復活)
前言撤回
とはいえ、正直、50万を先延ばしにしてる感も否めない。
夕飯の秋刀魚を食べてると、唐突に「でもさー、50万ってほんと高いよなー」と旦那。やっぱり同じことを考えてたんだ。
体外受精のブログを読めば読むほど、高いし怖い。もう一生先延ばしにしたい。せめて50万払ったら確実に着床まではいけます、とか保証してほしい。無理だけど。
助成金も対象外だしなー。くそー。
と思いつつ、念のためもう一回東京都のHPをみたりしてみる。すると、年収が950万以上でも貰えます、というすごーくわかりやすい関連記事がみつかって、あれ?うちもいける??と思ったりして。
そこから、二人でごそごそ源泉徴収探して計算してみたりして。でもやっぱりダメっぽくて、これ前にもやったよな。夫婦で。と思い出した。
なーーんーかーーーいめーーー!!!
ゆるめの金銭感覚は夫婦一緒で、
そういう所こそ凸凹であれ!と思う。
#不妊治療 #明るいよ #テレビっ子