退職まで残すところ1ヶ月。
超ホワイトな労働環境を手放す。
周りからは、仕事も楽しそうなのになんで?と驚かれるが、正直何ヶ月も前に退職届の受理は済んでるから、今さら改めて聞かれると自分でも、なんでだっけ?(ポカーン)みたいになってて、相手が受け取りやすそうなものを距離に応じて無難に差し出す日々。
その一つの戦法として、今後はフリーランスで....テヘヘ...みたいな感じで切り上げようとすると、「あぁーそういう人、今ほんと多いよね」ってトレンドまとめみたいに言ってくる返り討ちが結構多いことに驚いている。で、これを言うのは決まって〝会社の犬〟みたいなヤーツなので、絶対に小さな棘を意図的に含んでいるのだ。のだ!そして、全力の笑顔で「棘ごと」撃ち返すという戦いを孤高に続けている私を誰か褒めてほしい(笑)
別にフリーランスになりたくて辞めたわけではない。
本当の理由は、この上司とはやっていけないと思ったからだ。一気に何かが爆発したというよりは、1年半かけて諦めをつけたに近い。今考えればなんてシンプルな理由。
それでも当時はうだうだ悩んだ。せかやて〜〜〜 (©️まんぷく) と自分の中でいろんな物事を持ち出し、焦点をややこしくして頭を抱えていた時間は体感的に長かった。
そして、そんな日々に終止符をうったのは、一年前に自分が綴っていた日記だった。良いことを書いていたのではない。まったく同じ愚痴を、まったく同じテンションで綴っていたのだ。これにはドン引いた。ぜんぜん進んでないんですけどー!このままいったら自分のことが嫌いになるんですけどー!!と思って翌日言った。
それから4ヶ月、後悔は1ミクロもない。
上司に恨みもない。
捨てる神あれば拾う神あり
英語ではこんな諺があるそうな。
When one door shuts another open.
ひとつのドアが閉まれば、もう一つのドアが開く
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まさに退職を告げた直後、もう一つのドアが開いた。
デザインを手がけていたブランドを買いたい。加えて、私とデザイナー契約をしたいという話しをもらったのだ。
そこからは驚くほどスムーズに事が進み、退職後はその仕事を軸にフリーランスとしてなんとか(1年は)生きていけそうな気配になった。
正直、転職を見据えた時に、考えても考えても「入りたい会社」が浮かばなくて....どうしよ.... やってみたいことは色々あるけど、一番は本屋でPOPを書いてみたい......それで生きていけるだろうか?と思っていたところだった。
だから、今の仕事を続けませんか?というオファーをもらってはじめて、続けるのも悪くないかも、けっこう好きだし。と都合よく思い至った感じだ。
それに、また飽きるだろう、とも思っている。これまでだってその波は何度もきた。好きでも楽しくても飽きること、は36年間生きてきて了解済みだ。
でも、飽きるかもしれないこと、天職かどうかわからないこと。それは、どこまでいっても〝頑張らなくていい〟理由にはならない。(※大野くん参照)
“捨てる神あれば、拾う神あり”
日本語だと受動的で貧乏くさいが、
“When one door shuts another open.”
こう言われると、
次のドアを開くためには、なんか頑張っといた方がよさそうな気がする。
考えてみたら我が三姉妹。
編集者の長女は、本を作ることに飽きて趣味ではじめた脚本書きに夢中になってるし、次女は、自宅でエステを開業しながらクレープ屋をやろうとしてたな。
ぜんぶ血のせいだ。
飽きっぽい血。
否、
わたしは好奇心旺盛で、積極的に新しいことにチャレンジする精神を受け継いでます。
飽きるまで頑張る。
最低楽しむ。
#決意表明 #転職 #大野くんの葛藤
こんなことを書いてるとバリキャリっぽいが全然ちがう。ゆるーくサボりながら真面目にやっている。でも好きなものに出会うとグーーンと体温が上がるので、今の仕事がやっぱり好きは好きなんだと思う。