今日は3名の採用面接をした。
自分の転職経験は少なくないけど、
採る側はまだ全然慣れない。
最近のハイライトとしては、
一人印象的な子がいて、
その子のアピールポイントが
なんせ「猪突猛進」だった。
—
私「時期によっては、ひたすらパソコンで単調な作業をやってもらう事もありますが、大丈夫ですか?」
「はい!えーっと、今の職場でもよく猪突猛進だねと言われているんですが、私自身、一つのことに集中するとガッとなるタイプなので、大丈夫です!」
社長「周りのご友人やご家族からは、普段どんな人だねと言われることが多いですか?」
「猪突猛進だよね、とよく言われます」
—
うん。
うん、うん。
猪突猛進かーーーー。
なんというか、結構ガタイの良い女の子で
正直、イノシシの突進する様が重なった。
こ、こわいよ。
そして、すごく気が利かなそうだよ!
募集してるのは、
オンラインのカスタマー対応だよ!!
というか、「猪突猛進」がポジティブに響く職種って何だ。なんかしらありそうだけど、具体的に全然浮かばないよ。デザイナー職でも不安が勝つよ!
いや、もしかしたら26歳くらいなら、
ガッツがありそう、ふむふむ、、
ってなるパターンもあるのかな。
途中からいつもの悪い癖で、もう脳内「猪突猛進」ワードでこっちがいっぱいになってしまった。
履歴書の字がワイルド、、
もとい、雑なのも、
猪突猛進である、とも思えるし、
きっと嘘でもないんだろう。
その子自身、決して感じの悪い子でもないし、
ただ、ひたすらこのポジションにそこを押してくる「感の鈍さ」が何より怖いよって。
帰り道、
もしかして、もしかしたら私の認識が
間違っているかもと思って調べてみた。
ちょとつ・もうしん【猪突猛進】
- 猪のように後先を考えず、目標に向けて勢いよく突き進んでいく様
- 周囲の人のことや状況を考えずに、一つの目標を目指して猛烈な勢いで突き進むこと
- 目標に対して、向こう見ずに行動すること
いや、
的確なこと以上に、キレ味がすごい。
日本語がキレっキレだ。
辞書を編むってすごい仕事だなと、
関係ないところで妙に感動してしまった。
ふと、英語ではなんていうのだろう、
と思って調べてみると、
reckless [レックレス] という形容詞がでてきた。
reck [レック] : < ...を> 気にかける、意に介する
レックが less している。
やっぱり、どこまでいっても良い意味にはならないっぽい。
うん、勉強になった。
あの娘に、幸あれ。
#面接