「ふりかけ法」
とは、体外受精の方法の一つだ。
由来はやはり、精子を「振りかける」ことだからしょうがない気もするが、超真剣な場面で出てくる「ふりかけ」を、全然スルーできない。クリニックの無機質な壁をぼーぜんと見つめる私の前に、颯爽と現れた庶民の味方。もちろん、瀬戸風味。
針で一匹の精子を卵子に注入する「顕微法」に対して、卵子の上から精子を相当量かけて〝自力で授精するまで待とうホトトギス〟状態が「ふりかけ法」だ。
精子くんのがんばりに乞うご期!!?
\新発売/ ふりかけ法
それくらいポップな紹介じゃないと、みんな呑み込めないと思うのだ。
あるいは、顕微の漢字に対抗して、軽やかにレリゴー法はどうだろう。あるいは、あるいは、精子が元気に泳いでるさまからスイム法とか。
一番酷いのはコイツ
こうなったら、もう見逃すわけにはいかない奴がいる。
「人工授精」だ。
コイツは本当に酷い。
さっきまで、「ふりかけ」とか「顕微」とか人工で授精させる方法について喋ってたのに、その前前々段階である治療に「人工授精」と名付けてしまっているのだ。ルールがもう。
それは、
パリとかロンドンの話ししてるのに、欧米!と言って入ってくるような堂々たる強行さであり、
AI搭載の最新テクノロジーとみせかけて、じつはほぼ手動という誇大広告のような狡猾さであり。
....わたしがどんなに上手く例えられなくても、
とにかくルールが、もう。
なのだ。
仰々しいサウンドも変えて、
もう少し気軽にチャレンジできるような、
抵抗感のないものにしたら良いと思う。
全然、浮かばないけど。
(「注入サポート」はどうか、と浮かんだが、体操みたいに行為の横で手を添えられそう、、と思って却下)
ちなみに、明後日、
新しいクリニックで「人工授精」を受けることになった。午後は会社にいくYo!!
もう、わけわかんない奇跡おこってマジ妊娠しろYo!! と思っている。
ギャップを埋めるべく、ライトなサウンドにしてみたYo!!
想いYo 届け!! マジ切実!!
#おいしいYo #瀬戸風味