いざ家族旅行へ ドバイ編

6月、家族3人でポルトガルへ行ってきた。

行き先はリスボンということだけ決めて、3週間分の滞在を予約。

 

国外渡航といえば、マタニティ期間に訪れた2019年のバンコクが最後だったのでコロナを経て実に5年ぶり!夫はパスポートが切れていたので再申請し、息子(4歳)は人生初のパスポートを入手して臨んだ。

久しぶりすぎる海外、さらに4歳児を連れて乗り換えありのフライト計20時間.......、大した情報もないリスボン... 3週間......(トラブルが起こらないはずがないではないか)

 

ここ数年想いを募らせ、自ら決めたことながら、「ポルトガルに3週間行ってきます〜」という余裕ありげな響きとは裏腹に、心の中はまさに冒険に臨むそれだった。

 

向こうの暑さは大丈夫だろうか

飛行機では大人しくできるだろうか

食事は大丈夫だろうか

熱やアレルギーが出たらどうしよう

道に飛び出して車に轢かれないだろうか

テロや大地震が起きないだろうか......

 

出発が近づくにつれ気掛かりなことがドバドバ溢れてきて、準備を進めながらも怖気付いていくわたし。さらに輪をかけて心配症な夫は完全に「楽しみ」を「不安」が上回っている様子で、出発当日はひとり無邪気な息子の明るさに支えられて家族3人空港まで向かうこととなった(笑)

 

それもそのはず。

物事の多くを感覚的に捉え、大体わかったを発動し、ディテールを見落としがちなわたしの性質によるあれやこれに誰よりも巻き込まれてきた人間、それが夫だ。

新婚旅行では、乗り継ぎの時間が無理っぽい、と出発カウンターで告げられたし、今回も深夜便のフライト(0:05発)をずっと一日勘違いしていて翌日空港へ向かうところだった。日時を間違えて予約するとか、逆方向の電車に乗るとか、あれなんか思ってたのと違うとか、肝心な手続きが抜けてるとか、通常時であれば感情を揺らすことなく対応してきたが、この状況下では致命的すぎる。

 

やらかしてないであれ。

出発カウンターに立つ夫の背後から、3人分のパスポートをぺラペラとめくりモニターに照会しているグランドスタッフの表情を注視するわたし。

ようやく、ビビーっとチケットが出てきて笑顔で渡された時には、夫の顔色もワントーン明るくなった気がした。

直後「ラーメンでも食べちゃう?!」と言っていた。

 

第一の目的地は、ドバイ。

 

旅慣れた友人に、8時間のトランジットが不安だと話すと「ストップオーバーで一泊しちゃえば?」と言われ、たしかに!と膝を打ちその通りに予約した。さらに、エールフランスエミレーツかという迷いも「私ならエールフランスは選ばない」という彼女の一言に大きく影響を受けたものだった。

結果、その選択はとても功を奏した。深夜便のフライト中、10hのうち6hは爆睡してくれて、機内食によろこび、パウパトロールザマイティムービーを楽しみ、息子はとても調子良さげにドバイへと到着できた。早朝6時で入国審査もとっとと抜けられた。

この頃にはだいぶ余裕が生まれていたわたしと夫。

ホテルへと向かうべく、空港の外に一歩出ると、太陽直下の暑さと異国の空気に全身をぶわっと襲われた。その刹那、あぁ....これ、これを味わうために来たんだったと心も完全に溶けた。

 

子連れ海外にさして前向きではなかった夫を説得(ニアリー洗脳)しつづけたここ数年。あまりの圧に夫を怯えさせながら、自分でもなんでこんなに海外に行きたいのだろう......とふと考える瞬間がなかったでもない。

 

海外駐在をうらやましく思い、海外住みの子育てエッセイばっかり読んじゃうのはなんでだろう。

 

子育て、会社員、東京、SNS

 

育児は楽しい。日々も充実している。でも日本を出ずに「母」として過ごす時間が増える中で、少しづつ息が詰まっていたのも事実だった。周りに迷惑をかけないように、失敗しないように。40代らしく、親らしくちゃんとみえるように。(※できてはない)

 

わたしは、日々そういうことばっかりになっている足元を揺るがしたかったのだと思う。

 

わたしたちがドバイの空気を浴びていると、フライトを終えた風のCAさんが電子タバコをふかしながら颯爽と通り過ぎていった。

 

 

旅が、俄然楽しくなってきた。


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f:id:suratanmen:20240707075324j:image翌朝一人で散歩した時の写真。一泊のホテルステイだったけどプールも楽しんで、いい旅のスタートになった。

 

(つづく)